かつて笛吹川の河原では、近隣の子供たちによって石合戦(つぶて)が川を挟んで盛んに行われていたという。無数に飛び交う「つぶて」を想像すると戦慄するが、原始の戦争や降り注ぐ隕石とも重なりどこか詩的でもある。20年程前、民俗学者の中沢厚の本で知って以来興味を持ち続けてきた。その現場近くで「つぶて」への参戦を試みた。
HWD 18×14×7cm / 陶
HWD 10×11×8cm / 陶
陶
HWD 32×7×7cm / 陶
HWD 16×15×4cm / 陶
HWD 17×12×8cm / 陶
HWD 21×8×5cm / 陶
HWD 21×12×6cm / 陶
戦時中、兵器補給施設だったこどもの国は、戦争と遊びについて考えるのに恰好の場所だ。おそらく戦前まで各地で盛んに行われていた つぶて(石合戦)は戦争と遊び、儀礼と戦争が渾然となったものだったのだろう。恩田川沿いで一人「つぶて」を試みる。
サイズ可変 / 陶